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野蚕繭


「発明開示」

東南アジアに分布するクリキュラの繭は、近年、インドネシア・ジョグジャガルタ産黄金の繭として日本に紹介され、金色であるが故に、その利用研究が行われてきた。しかし、特にクリキュラ繭は、ネット状で繊維量が少なく、且つ、強固にセルシンが固められているため洗練が困難である。

これまでの研究には、クリキュラ繭の分析的研究と紫外線吸収効果とを結びつけた報告は多くない。野蚕の繭そのものを機械的分砕や強酸溶解物の回収、5気圧以上の高温高圧の水蒸気による爆発的分解法などのよって得た粉末を紫外線カット成分として化粧品に添加応用することが紹介されている。

家蚕繭の精錬においてセルシンを含む抽出分は、廃棄されていた。本発明者らは、野蚕繭抽出物の有効性を見出し、全く捨てることなく利用することにより環境への負担を大きく軽減することができた。また、野蚕繭抽出物の熔液は、40保湿性0n以下根紫外線域(UA-A)での吸収が大きく、いわゆるUVカット効果があり、中でもクリキュラ繭は最も大きく、この40nm波長で80%も吸収し、家蚕繭の10%に対して非常に優れ、UV-B領域の300nmでは家蚕繭の10%に対してクリキュラ繭は89%吸収し、いわゆる、UVカット能力が高いことを見出した。また、クリキュラははじめから繭の中性溶液抽出物とPHを中和した弱酸性溶液抽出物は、室内に放置していても、いづれもカビが生えず、また、固く干からびもせず、抗菌性と保湿性があることを見出した。

最後に、実施例9の化粧クリームを塗る、という評価方法で20名の女性被験者に1ヵ月使用してもらったところ、7名が、肌に潤いがでた。日焼けしにくくなった、肌がすべすべするなどの効果があったと回答があり、かぶれや痒みを訴える人はいなかった。なお、クリキュラ繭エッセンスは3か月間常温で放置してもカビが生えず、また、腐敗臭もせず、抗菌性または静菌性があることがわかった。また、毒性や刺激性が全くない上に、紫外線吸収効果と抗菌性または静菌性があり、化粧品、食品添加物として有用である。

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